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■■ 1.Excelで会計ソフトを作りませんか ■■
1.市販の会計ソフトは高い
                    会計ソフトにもいろいろありますが、
                    法人用なら5万円から7万円くらいしますし、
                    個人事業主用でも2万円ほどはします。
                    会計ソフトにこれほどの出費をするのも考えてしまう事業主さんも
                    多いのではないでしょうか。
                    確かに、市販の会計ソフトは様々な機能を備えています。
                    簿記の知識のない方に簿記を解説するものまであります。
                    しかし、小規模の事業主さんで、簿記の知識さえあれば、
                    あえて高い会計ソフトを買わないで、
                    もっと安いものを探したくなるものです。
                    
                
2.エクセルで複式簿記ができる
                    Microsoft・Excel(エクセル)や
                    KingsoftのSpreadsheets(スプレッドシート)でも、
                    関数を上手に利用することで、複式簿記ができます。
                    シンプルなので、わかりやすく、改良もしやすい、
                    そんな便利な会計ソフトができあがりです。
                    エクセルで仕訳帳と試算表が連動されているソフトを作ってみませんか。
                    元帳は並べ替えのちょっとした手間で、その場ですぐに作れます。
                    このほかに、自分でも貸借対照表や損益計算書をエクセルで作成すれば、
                    全部エクセルで統一できるのです。
                    
                    私はこれを「クルス会計システム」と名付けさせていただきました。
                    なお、こちらから、私の作成したフォーマットをダウンロードもできます(有料)。
                    
                    
                    
                        note.com/
                        g220s/n/
                        nae14f8aee087
                    
                
3.電子帳簿保存法の観点からみて
電子帳簿保存法では、すべてデータとして保存し、 紙の記録を禁止するようになっています。 現段階では、紙のレシートなどはそのまま保存できますが、 いずれこれもデータ化して保存するようになるでしょう。 検索しやすいように、フォルダー分けやファイル名などを、 きちんとしたルールで保存していることが大事なのだそうです。 ファイル名の見本など、国税庁の電子帳簿保存法についてネットで検索し、 それらの資料を見ておくとよいでしょう。
4.エクセルを会計ソフトにする場合の長所
                    エクセルなら多くのパソコンに標準装備になっていますし、
                    もしそうでなくても、
                    KingsoftのSpreadsheet(スプレッドシート)を購入すれば、
                    安くてエクセルと同じようなソフトが手に入ります。
                    このSpreadsheetに関数も利用できますので、
                    エクセルとほぼ同じものと考えても良いでしょう。
                    
                    また、エクセルで作成したデータをグーグルドライブなどの
                    クラウドにアップしておけば、バックアップにもなりますし、
                    きちんとフォルダー分けして保存できます。
                    探すのが楽なだけでなく、社内の担当者たちで閲覧やダウンロードなどして
                    情報共有できます。
                    
                    
                    エクセルなら多くの人が、おおよその使い方を理解していますので便利です。
                    
                    
                    当エクセル会計ソフトでは、
                    消費税計算では、8%、10%、あるいは非課税など、
                    それぞれの品目ごとに使う勘定科目を分けることで、
                    計算を楽にしています。
                    インボイスについては、
                    取引業者からインボイス番号を受け取ってきちんとエクセルの表に保存しておけばよいでしょう。
                    
                    当エクセル会計ではVBA(エクセルで使えるコンピューター言語)は
                    使っていません。そのせいか、大量のデータを扱っても動作が遅くなることはありません。
                
4.当エクセル会計の短所
                    当エクセル会計の短所としては、次のような点です。
                    
                    ①二行の仕訳
                    普通の仕訳は、1行に借方科目、貸方金額、貸方科目、借方金額、摘要が記載されます。
                    しかし、当エクセル会計では、2行になります。
                    1行目は当科目、相手科目、借方金額、摘要
                    2行目は当科目、相手科目、貸方金額、摘要
                    です。
                    借方、貸方の順番には変わりないのですが、
                    当科目と相手科目を書き、しかもそれを2行でします。
                    例として、こうなります。
                    当科目  相手科目 借方金額 貸方金額 摘要
                    現金 売上 1000 山田さん
                    売上 現金 1000 山田さん
                    
                    このように、科目や摘要をそれぞれ2回入力するので、面倒かもしれません。
                    しかし、摘要については、
                    エクセルには Ctrl + D というショートカットの機能があり、
                    上のセルと同じものをコピーできるのです。
                    このような、少し変わった入力方式ですが、私自身もこれを使って
                    会社入力や決算をしています。すぐ慣れますし、慣れれば問題ありません。
                    
                    ②並べ替えて総勘定元帳にすること
                    当エクセル会計では、ボタン一つでは元帳画面が出ません。
                    入力で使用しているすべての列
                    (伝票番号、当科目、相手科目、借方金額、貸方金額、摘要)
                    の6列のみを全部選択してコピーし、隣の元帳用のシートに貼り付けます。
                    そして、それを並べ替えて元帳とします。
                    この元帳用シートは、すでに残高計算が仕組んでありますので、
                    並べ替えさえすれば、きちんと科目ごとの残高がでるようになっています。
                    
                
5.このブログで当クルス会計システムを解説
このように、普通の会計ソフトとは多少違う点もありますので、 このブログで当エクセル会計「クルス会計システム」の 作り方や使い方、決算の仕方などを、 画像を取り入れたりしてわかりやすく解説していきます。